基礎地盤コンサルタンツ東北支社に勤務していた男性が残業代を支払って欲しいと要求し、休職していたにも関わらず職場に呼び出されパワハラを受けるといった内容で話題になっています。
この男性が受けたとされるパワハラの内容をわかりやすくまとめています。
基礎地盤コンサルタンツの行ったパワハラで炎上
基礎地盤コンサルタンツと言う企業に勤務する男性は、残業をしたにも関わらずその残業代が支払われていなかったと言うこと。
その勤務態勢により体調を崩しうつも発病。
調査によりとこの男性は30時間分の残業代の57000円は受け取っていたものの、繁忙期の残業時間については100時間を超える月もあったと言うこと。
仕事は繁忙期には非常に長時間の労働になります。例えば2021年9月から12月にかけて、それぞれ99時間、110時間、87時間、96時間の残業が発生しています。
なぜ30時間分だけは受け取れていたかというと、
「裁量労働制」を取り入れていたからだそう。
実際に働いた時間が長くても、または短かくても、「契約した労働時間分を働いた」ことになります。 たとえば、みなし労働時間が1日7時間と設定されている場合、実際の労働時間が4時間であろうと10時間であろうと、契約した7時間分、働いたことになります。
この男性の場合「30時間の裁量労働制」の給与は受け取っていたものの、100時間にもなると70時間分も無料で働いたことになってしまうんですね…。
その後、休職に入るも一向に支払われない残業代を請求したところ
- 残業代支払うけどこの場で「退職届出して」
- 支払う金額300万って言ってきたけど計算したら50万円だからこれだけ支払う
- 退職届を今ここで出さないと母親と推薦した恩師に言うよ?
と脅迫まがいなパワハラを受ける。
基礎地盤コンサルタンツのパワハラ証拠動画
基礎地盤コンサルタンツ東北支社がパワハラと取れる発言を被害になった男性と話をしている動画が公開されていました。
この動画を公開しているのは「仙台けやきユニオン」と言う団体です。
団体については以下のように書かれてありました。
総合サポートユニオンの仙台支部であり、どのような方でも一人から入れる個人加盟制ユニオンです。 仙台けやきユニオンでは、働く方の個別の問題解決に向けて、また、社会全体の改善に向けて、様々な取り組みを行っています。労働者は、闘わなければ自分の権利を守れません。権利行使に不安を抱える人もいますが、私たち仙台けやきユニオンは一緒に闘い、権利の実現をサポートします。困ったことがあれば、お気軽に相談してください。
ところでこの場合の「ユニオン」とはどのような意味なのでしょうか。
合同労組とは、企業別組合を組織しにくい中小企業労働者が一定地域ごとに個人加盟原則によって加盟できる労働組合をいいます。
ユニオンは合同労組の一種。
仕事の内容など困っている人が加入できて、一緒に問題解決を手伝ってくれる団体のようです。
動画内の男性は、休職中に職場に呼び出されたからか、力なく受け答えしています。
職場でうつになるまで一生懸命働いてくれたにも関わらず、上司の言葉は突き刺さるものがありますね。