鈴木宗男がロシアのスパイと言われる4つの理由!擁護に隠された真実とは?

ロシア通で知られる日本維新の会の鈴木宗男参院議員。

2022年6月16日、自身の公式ブログにロシア擁護とも取れる投稿をし話題になっています。

そこで今回は、鈴木宗男氏がロシアのスパイと言われる4つの理由についてお伝えしていきます。

また、ロシアを擁護する発言の裏に隠された真意についてもご紹介していきます。

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目次

鈴木宗男にロシアのスパイ疑惑が浮上したきっかけ

政界きっての親露派として知られ、ウクライナ侵略開始後も一貫してロシア擁護とも受け取れる発言を繰り返してきた鈴木宗男参院議員。

そんな鈴木氏がウクライナ人政治学者のとある発言によってロシアのスパイ疑惑が浮上しています。

ことの発端は、2022年3月29日の参院外交防衛委員会。

ウクライナ出身の国際政治学者・グレンコ・アンドリー氏が参考人として出席されました。

議会中、アンドリー氏は他の2人の参考人とともに意見陳述を終えた後、日本維新の会の音喜多駿氏から以下のような質問を受けました。

「ロシアのスパイの存在と要人買収の問題がある。わが国は諜報活動に弱い。ロシアの諜報活動をどのように把握されているか」

これに対するアンドリー氏の発言が波乱を呼びました。

「残念ながら、あなたがたの党にロシアの侵略を明らかに弁明している人もいるので、その人についても、そろそろ考えたほうがいいのでは、というのが私の個人的な意見です」

さらに続けて、ロシアのスパイ工作について、以下のように発言。

「ロシアは要人に接触してさまざまな接待をしたり、ロシアの企業に採用して高給を支払うことによって手なずけ、ロシアに有利な発言をさせる手段をとっている。有名な事例で言うとオーストリアのクナイスル元外相、シュッセル元首相、ドイツのシュレーダー元首相…。日本ではロシア人によるスパイ事件が昨年、一昨年と発覚したが、外交特権を使って出国している」

すると、「ロシアの侵略を弁明している人」が誰なのかを明言していないにもかかわらず、質問をした音喜多氏の隣に座っていた同党の鈴木宗男議員が激しく反応し話題となりました。

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鈴木宗男がロシアのスパイと言われる4つの理由!

では、なぜ鈴木宗男参院議員はロシアのスパイと言われているのでしょうか。

そこには主に4つの理由があることが分かりました。

1,ロシアを擁護する発言

鈴木宗男氏は、ロシアのウクライナ侵攻について、自身のブログの中で

「ゼレンスキーが大統領になってからミンスク合意、停戦合意を履行しなかったことが今日の事態を招いている。3年前から誠意を持って話し合いをすればロシアが動くことはなかった。いわんや10月23日、自爆ドローンを飛ばしたことが緊張関係を増大させた」

「一方的にロシアを批判する前に、民主主義、自由主義は約束を守るが基本である。その約束を守らなかったのはどの国で、誰かを何故メディアは報じないのか」

とウクライナが今回の事態を招いたなどの、ロシアを擁護する投稿をされていました。

2,プーチン大統領だけに“さん”付け

また、2022年3月24日の現代ビジネスに掲載された田原総一朗氏との対談記事でのこと。

「2021年10月23日、ゼレンスキーはウクライナ東部に自爆ドローン(無人攻撃機)を飛ばしました。プーチンさんはビックリして、ただちに10万人の兵をウクライナ国境に配備したわけです。ゼレンスキーがドローンなんか飛ばしてロシアを挑発していなければ、そもそもこんな騒ぎにはなりませんでしたよ」

とコメントされていました。

見てもらうと分かるのですが、プーチン大統領は「プーチンさん」、ゼレンスキー大統領のことは「ゼレンスキー」と呼び捨てにされています。

このような発言からもロシアのスパイ疑惑が浮上しているようです。

3,「物価高はウクライナに原因がある」発言

また、2022年6月16日に自身の公式ブログを更新した鈴木宗男氏は、ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に

「ゼレンスキー大統領は『武器を供与してくれ、少ない』と訴えている。欧米諸国は協力する姿勢を示しているが、それでは戦争が長引き、犠牲者が増えるだけではないか」

とし、

「自前で戦えないのなら潔く関係諸国に停戦の仲立ちをお願いするのが賢明な判断と思うのだが」

と続けられました。さらに、

「名誉ある撤退は『人の命を守る』上で、極めて大事なことである。また、物価高で世界中が悲鳴を上げていることを考えるべきだ」

とロシアではなくウクライナに訴えかけ、

「『ウクライナは負けない』と強弁してきたが、国力からしてロシアと1対1の戦いでは、その差は明らかである。ここはゼレンスキー大統領の勇気ある決断を願ってやまない」

と投稿されました。

4,「ロシアは日本に配慮している」発言

また、2022年4月17日に札幌市で講演したときのこと。

ロシアが北方領土問題を含む平和条約締結交渉の中断などを表明したことについて、

「現状では」という断りが付いていると指摘し、「まだ(日本に)配慮してくれている面がある」との認識を示されました。

その上で「(ロシア側のメッセージを)裏表を見ずに斜め読みしていると、どこかでツケが回ってくる」と述べ、対ロ制裁の再考が必要になるとの考えを明かされました。

こういった発言や行動の数々からロシアのスパイ疑惑が浮上しているようです。

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鈴木宗男のロシア擁護の裏に隠された真実とは?

では、ロシアのスパイ疑惑が浮上している鈴木宗男氏ですが、なぜロシアを擁護するような発言や行動が多いのでしょうか。

その理由について、過去のインタビューで次のように明かされていました。

「ロシアを擁護している」とか「プーチンの代弁者」だとか散々に叩かれている私ですが、それは違います。

力による国家主権への侵害や領土の拡大は、決して許されません。

ロシアが行っているウクライナへの武力侵攻は暴挙であり、民間人にも多くの犠牲者を出し、難民を生んでいます。

21世紀の国際社会から非難されるのは、当たり前です。

(2022年)3月2日に開かれた参議院本会議のロシアへの非難決議で、私が賛成票を投じたのもそのためです。

同時に、考えるべきなのは、日本の地政学的な立場と国益です。

日米同盟は重要ですが、ロシア、中国、北朝鮮という核保有国に囲まれた日本が、これらすべての国を敵に回すことは得策なのか。

隣国が気に入らないからといって引っ越しはできないのですから、折り合いをつけていくしかないのです。

どうやら鈴木宗男氏の発言などの根本にあるのは、日本を思う気持ちの表れのようです。

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