元女性自衛官の五ノ井里奈さん(22)が、訓練中に受けた性暴力をYouTubeなどで告発して話題となっています。
五ノ井さんは、「セクハラの被害から、残された女性隊員を守りたい」と胸の内を明かされました。
今回は、そんな五ノ井里奈さんの出身高校や大学などの学歴、また経歴などについてお伝えしていきます。
22歳元女性自衛官が実名・顔出しで自衛隊内での「性被害」を告発
「私が所属していた部隊では女性隊員に対するセクハラが日常的に起きていました。上司に被害を訴えても隠蔽されるばかり。覚悟を決めて、顔と実名を出して公表することに決めたのです」
こう語るのは、元自衛官の五ノ井里奈さん(22歳)。
2020年4月、陸上自衛隊東北方面隊のある駐屯地に入隊した五ノ井さんは、野戦特科という火力戦闘部隊に配属されるとセクハラをされたといいます。
「セクハラは当たり前という雰囲気でした。山中で訓練をした日、野営テントに呼び出されて、2人の隊員から胸を揉まれたり、『下半身を触れ』と言われたりしました」
さらにセクハラはエスカレートしていき、2021年8月3日。
その日の晩、五ノ井さんは15人ほど男性隊員がいる部屋に業務命令で呼び出されたといいます。
「1曹の上司が3曹の部下に『五ノ井の首を極めてみろ』と命令しました。言われるがまま隊員は、私の首を正面から両手で極めて押し倒しました。それから私の股を広げ、正常位のような姿勢で自分の陰部を『あんあん』と喘ぎながらこすりつけてきたんです。その後、計3人の隊員が交代で、私に密着して腰を振る行為を繰り返しました。一人の隊員からは口止めもされたんです」
しかし、五ノ井さんはセクハラ被害を警務科に訴えたところ、「目撃者がいないので事件として取り扱えない」と突き放されました。
「その場にいた隊員が口裏を合わせているんです。その後、私は休職を挟んで今年6月末に自衛隊を辞めました。同じような被害者を出さないためにも、事件を世間に訴えていきたいと思っています」
また、この性暴力について、彼女が所属していた駐屯地の広報担当は「部隊で調査中であり、回答することは差し控えさせて頂きます」と回答しています。
五ノ井里奈のwiki経歴や学歴はエリート!
では今回、自衛隊内で起きたセクハラ被害を告発された五ノ井里奈さんの学歴は一体どのようなものだったのでしょうか。
高校
五ノ井里奈さんが卒業された高校は「兵庫県立飾磨工業高等学校」です。
五ノ井さんは宮城県出身で、小学生のときに東日本大震災に見舞われ避難生活を送っていました。
柔道を始めたきっかけは、ガンを患った母親から「強くなりなさい」と言われたことがきっかけのようです。
そして、柔道を始めるとメキメキ頭角を現し、中学生のときに全国1位になられました。
その後、五ノ井里奈さんは、もともと地元宮城の高校に通っていたそうですが、人間関係が原因で高校を中退。
しかし、小学生から続けていた柔道への情熱を捨て去ることが出来ず、彼女は拠点を宮城から兵庫へと移し、「兵庫県立飾磨工業高校」で再スタートされました。
そして、全国高校選手権の兵庫県予選で、63キロ級で優勝。
強豪校・夙川高校の女子全階級制覇を阻止されました。
そんな五ノ井さんが通われていた飾磨工業高校は、兵庫県姫路市飾磨区にある公立工業高校で、全日制のほかに定時制もあります。
偏差値は44 〜 45
主な卒業生には以下の方たちがいます↓
- 堺晃一(長距離走選手)
- 篠藤淳(長距離走選手)
- 小寺昌治(元プロ野球選手)
大学
五ノ井里奈さんが通われていた大学は「東亜大学」です。
五ノ井さんは、高校時代の柔道成績を見込まれ大学に誘われたことをきっかけに「東亜大学」に進学。
もちろん大学進学後も柔道部に所属し、
2019年5月11日に行われた、「全日本ジュニア柔道体重別選手権大会山口県予選会」では、57㎏級で優勝されました。
ちなみに、このとき五ノ井さんは1年生でした。
しかし、他にも中四国でベスト3に入るなど好成績を残したものの、大学へ誘ってくれた恩師が辞めてしまったことで柔道を辞めてしまいます。
そして大学を中退した五ノ井さんは、もともと憧れを抱いていた自衛隊試験を受け無事に合格されたのです。
そんな五ノ井さんが通われていた東亜大学は、山口県下関市に本部を置く私立大学です。
学部は「芸術学部」、「人間科学部」、「医療学部」の3つあり、五ノ井さんは「人間科学部」でした。
偏差値はBF(ボーダーフリー)
主な卒業生には以下の方たちがいます↓
- 伊東勇樹(元バレーボール選手)
- 井手智(バレーボール選手)
- 吉岡光大(バレーボール選手)