【高梨沙羅】スーツ規定違反の原因は体重の変化だった?欧州の陰謀説との噂も!

2022年2月7日の北京オリンピックでは、新種目である「スキージャンプ混合団体」が行われました。

しかし、最初に飛んだ1回目の高梨沙羅選手のジャンプが失格に。

そこで今回は、高梨沙羅選手が失格となった原因である「スーツ規定違反」についてお伝えしていきます。

また、欧州の陰謀説の真相とは一体?

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目次

高梨沙羅がスーツ規定違反でまさかの失格!

新種目のジャンプ混合団体で日本(高梨沙羅、佐藤幸椰、伊藤有希、小林陵侑)は1回目で、北京五輪では最後の種目となる高梨沙羅(25=クラレ)選手がスーツの規定違反で失格となりました。

1番手として103メートルの大ジャンプでチームに勢いを与えたと思った中での、まさかの失格。

混合団体は今大会からの新種目で、10チームがエントリー。

1チーム4人(混合は男女各2人)で構成され、それぞれが2度飛んで合計得点を争います。

1回目(4人が1回ずつ飛躍)の8位までが2回目に進むのですが、

日本は女子エースの失格で、2回目に進めることは限りなく厳しくなりました。

※追記

高梨沙羅選手の後にも失格者が続出する前代未聞の事態になり、結局日本は4位という結果で終えました。

高梨沙羅失格

ドイツとオーストリア失格

日本8位で2回目進出

高梨沙羅K点超えで5位浮上

ノルウェー失格

2回目2人目終了時点で日本4位 3位カナダと約12points差

最終結果 日本4位

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【高梨沙羅】スーツ規定違反の原因は体重の変化だった?

実は、高梨沙羅選手は2021年2月5日に、オーストリア・ヒンツェンバッハで行われたW杯個人第5戦(ヒルサイズ=HS90メートル)でもスーツの規定違反により失格となっていました。

では、「スーツ規定違反」とは一体どういったものなのでしょうか。

1998年長野オリンピック(五輪)ジャンプ団体金メダリストの原田雅彦氏は以下のように解説されています。

国際スキー連盟(FIS)の規則では「直立姿勢で、スーツ寸法はボディーと一致しなければならず、最大許容差はスーツのあらゆる部分において、ボディーに対しプラス1センチ~3センチ(女子は同2センチ~4センチ)とする」と決められている。

シーズン始めに計測し、数値を提出するため、体重の変化などで誤差が出てくるケースはある。

そのため「スーツ規定違反」は珍しいことではなく、原田氏は「本人の責任でも、測った審判の責任でもない。我々管理する立場がしっかり管理しないといけない」と話した。

ジャンプは浮力を味方につけ、遠くに飛ぶことを目指すスポーツ。

スーツには空気を通す透過率についても規定があるが、選手はルールの中でなるべく風を体に受けたいと考えます。

原田氏は自身の経験も踏まえ「スーツは使用していくとスカスカして、空気をためこまなくなっていく」と解説されています。

W杯を転戦する高梨選手クラスだと、年間約20着を使用し、常にベストの状態のスーツで試合に臨んでいるとのことです。

ここまで気を遣っていたにも関わらず、「スーツ規定違反」での失格はかなりの精神的ダメージがありますよね。

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日本人が不利になるようなルール変更?

実は、過去に強すぎる日本選手を“ターゲット”にしたようなルール変更がノルディック競技で行われました。

あるスポーツジャーナリストは以下のように明かされています。

「ノルディックとは北欧の意味で、距離競技、ジャンプ競技、複合競技は北欧のスカンジナビア地方発祥の伝統ある競技。そのためか、欧州人に有利になるルール変更が繰り返され、日本選手は克服しようと苦労を続けてきた歴史がある」

ジャンプ競技では1972年札幌オリンピックで「日の丸飛行隊」が70m級の金銀銅を独占し、1998年の長野五輪では団体と個人ラージヒルの船木和喜選手が金メダルを獲得。

しかし、長野オリンピック後にスキー板の長さが「身長×146%」と規定されるなど、小柄な日本人が長いスキー板を使えなくなりました。

実際、ジャンプ競技は長く幅があるスキー板を使用することで揚力を得て距離が伸びるのですが、ルール変更後に日本は低迷期に入りました。

このような時代背景から、今回の高梨沙羅選手の失格も欧州有利にする為のものではないかと噂されています。

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