北京五輪スキージャンプ混合団体で、スーツの規定違反により高梨沙羅選手ら5人が失格になった騒動が新展開を迎えました。
なんでも通常はいないはずの男性コントローラーが突然介入し、大混乱を招いたということです。
そこで今回は、騒動の元凶となったミカ・ユッカラ氏のwikiプロフや経歴についてお伝えしていきます。
また、嫌われ方が尋常じゃないとも話題になっているので、合わせてお伝えしていきます。
高梨沙羅「失格」の舞台裏が判明! 厳格審査の男性担当者が〝介入〟していた
スキージャンプ混合団体で、スーツの規定違反により高梨沙羅選手ら女子選手5人が失格になった騒動。
最大の疑問は、騒動の二日前である5日に行われた女子個人戦では5人とも同じスーツを着ていたにもかかわらず、失格になっていませんでした。
この理由についてカタリナ・アルトハウス選手の失格により優勝を逃したドイツの伝説的ジャンパーで、2002年ソルトレークシティー五輪団体金メダリストのスベン・ハンナバルト氏は、
女子のスーツ測定に男子担当者が〝介入〟したことを挙げられました。
通常ならマテリアルコントローラーは男子種目には男性、女子種目には女性が担当。
しかし今回の混合団体では、男性コントローラーが突然、女子の測定にもついてきたそうです。
ハンナバルト氏はドイツメディア「ワトソン」に対し、団体戦で着用したスーツは個人戦で女性のコントローラーがOKを出したものだったが、団体戦では男性コントローラーが違うやり方で測定したことから今回の大混乱が起きたと指摘。
この男性担当者は、非常に厳格な測定で知られるフィンランド人のミカ・ユッカラ氏。
【顔画像】ミカユッカラのwikiプロフや経歴は?
氏名:ミカ・ユッカラ
生年月日:1963年7月30日
年齢:58歳
国籍:フィンランド(FIN)
居住地:ラハティ市(FIN)
経歴
ミカ・ユッカラ氏は若い頃スキージャンパーであり、母国フィンランドでの国内大会に参加していました。
1990年からはフィンランドの国内大会の公式戦及び、2007年からワールドカップでも国際大会の技術代表を務められました。
その後、2007年〜2017年はノルディックスキー世界選手権の競技のチーフを務め、国際的なスキージャンプのステージで豊富な経験を積み重ねられます。
また、2008年からはScaniaの製品マネージャーとしても働いており、この役職では、技術販売トレーニングと持続可能性とともに技術販売サポートを担当しておられます。
ミカユッカラのFacebook
こちらがミカ・ユッカラ氏のFacebookになります。
自己紹介には「国際スキー連盟 装備コントローラー スキージャンプ」と書いてあります。
ミカユッカラの嫌われ方が尋常じゃない?
今回のスキージャンプ混合団体で失格者が相次いだ騒動で、元凶の人物となったミカ・ユッカラ氏には数々の批判が届いています。
スベン・ハンナバルト氏(2002年ソルトレークシティー五輪団体金メダリスト)
「(測定で)女子には違うやり方があったようだが、それはシーズンを着実に進めるためなのだろう。ユッカラがルール厳守を示すのはいいことだが、よりによって五輪でこの厳しさは…。女子選手にとって厳しすぎた。試合の1日か2日前に、ユッカラが『自分のガイドラインに従って適切にコントロールする』と、女性たちに伝えるべきだった。あるいは、女子には女性のコントローラーがつき、ユッカラはいつも通り男子をコントロールすべきだった」
と猛批判。
ジョセフ・グラッツァー氏(3月までコントローラーを担当していた前任者)
「あれは大失敗だ。ユッカラはある日突然、すべてを変えてコントロールしようとして、仕事を違った形で行おうとしている印象がある。僕にとって、今の彼は試合場に立つべき人間ではない。ミスがあったんだ」
と怒りをぶちまけられていました。
殺害予告まで
海外メディアによると、匿名による「殺害予告」を受けているそうです。
その事実を明かしたミカ・ユッカラ氏の同僚コーチは、
「何を非難されているのか分からない。彼は自分の仕事をきちんとこなしている」
とかばってはおられますが、海外メディアは現状について「もう手に負えない状況になっている」としています。